お盆の一種である折敷の修理です。
依頼品は全部で四枚あり、全て右の写真の様に所々欠けている箇所がありました。
さらに表面には細かな傷もあります。
そのため欠けた所を埋め、全体を塗り直す修理を行います。
欠けた破損箇所を磨いた後
まずは刻苧付けを行います。
刻苧が乾いたらサンドペーパーなどで磨き、錆漆を付けました。
これで大きな傷は埋まりました。
錆漆を水研ぎした後、中塗りを行いました。
中塗りを一度入れてもまだ低い箇所がありましたので、今回は二回中塗りを行いました。
最後に上塗りを入れて修理は完了です。