刻苧が乾き、鞘が接着されたら次の作業に移ります。
依頼者が希望されましたので、まず小柄(こづか)という小刀の入れる箇所を他の木材で埋めます。
木材を窪みに嵌る様に加工するのも大変です。
次に鯉口(鞘の口の部分)とこじり(鞘の先端の部分)にのり漆で麻布を貼ります。
後でもう一度、布を鞘全体に貼るつもりですが、ここは特に補強しておきたいので布着せを行いました。
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前田漆器工房
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(24時間OK)
普段は主に下地の仕事をしている四代目です。
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