香道具の重香合の修理もブログに載せていきます。
重香合は一段目にお香、
二段目に銀葉(雲母の薄片を金属で縁取りしたもの、香を焚く時香を乗せる)
三段目に焚きがらを入れるそうです。その為三段目の内側は金属で出来ていました。
依頼品は三段目に大きな切れがあります。
熱いものを入れたので木地が動き、切れができたと思います。
その為、縁の径が広がり二段目が入らなくなっています。
まずは切れの周りをできるだけ広げないように小刀で彫ります。
そして破損箇所に接着剤と木粉を混ぜたもので埋めます。
できるだけ傷を広げないようにする為、とても気を使います。
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