漆器の修理ではないのですが、摺り漆をして欲しいとの依頼がありました。
依頼品は竹ひごを編んだ竹籠です。
摺り漆とは器物に生漆を刷り込み艶を出す技法です。木製のものだけでなく今回の様に竹製の器物でも大丈夫です。
まず依頼品の汚れを取った後、生漆を刷り込みます。
この時に余分な生漆をウエスで拭き取ります。
編んだ竹の隙間に漆が溜まってしまうとそこに縮み(漆の表面だけ乾き内部が乾いていない状態)が起きたりして見栄えが悪くなる為です。
この依頼品の様に凹凸が多い器物は大変ですが、綺麗に拭き取ります。
竹籠に艶も出て綺麗に仕上がりとても良かったです。
摺り漆の依頼をお考えの方はお気軽にご連絡ください。
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