糸目椀というお椀の修理依頼がありました。
糸目椀は木地をろくろで挽く時に、器物に糸の様な筋を付けたお椀です。
依頼品には内側まで通っている大きな割れが一つ、そして他にも小さな切れが何か所かありました。割れた原因は木地が乾燥などで動いた為です。
糸目椀は木地に付けた筋を見せる塗りなので下地があまり付いていません。その為糸目椀は木地が動き易いのです。
そして今回の修理では木地に付けた筋が消えない様に気を付けなければなりません。
何度も漆を塗りを重ねると筋が消えてしまいます。
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前田漆器工房
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普段は主に下地の仕事をしている四代目です。
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